ダイビングライセンス費用の相場はこれくらい!ショップ選びに失敗しない方法とは?

ダイビングライセンス(Cカード)を取ろうと思って色々なショップを見てるけど、ショップによってかかる費用はまちまちだし、どういう基準で選んだらいいかわからない。

沖縄にはいっぱいダイビングショップがあるので、ショップ選びで迷っている人は結構多いんですよね。

そこで今回は、ライセンスを取得するときに気をつけなくちゃいけない費用面のポイントとショップを選ぶときにどういった基準で選べばいいのか?というところをお伝えしていきます。

ライセンス費用について検索してみると本州のダイビングショップの相場価格などの話しは書いてありますが、沖縄のライセンス事情についてはあまり詳しく書いてあるページがないようなので、今回は沖縄でのライセンス取得を考えている方向けに書いていこうと思います。

この記事でわかること

・沖縄でのダイビングライセンス取得にかかる費用
・費用面でショップを選ぶときの注意点
・自分に合ったショップを判断する方法

ダイビングライセンス(Cカード)取得に必要な費用は?

まずはダイビングライセンスを取るときにかか費用はどんなものがあるのか見ていきましょう。

講習費用

これは学科の講習費用と実際に水域で行われる実技講習費用が合わせたものです。

ライセンス講習費用のメインに当たる部分ですね。

教材費

各ダイビング団体によってライセンス講習用のマニュアルがあります。

ほとんどのダイビング団体は自分用のマニュアルを購入する必要があるので、そのマニュアル代も費用として必要になります。

もちろんマニュアルは自分のものになるので、講習が終わったあとも、のちのち見返したり、復習のために使うこともできます。

器材レンタル代

当たり前ですが、水域での実技講習の際はダイビング器材が必要になるので、ショップの器材をレンタルする必要があります。

ライセンス講習の前に自分の器材を購入して講習で使うこともできますが、あまりおすすめできませんし、当ショップでも過去にそのような方はいませんでした。

申請料

ダイビングライセンス講習がすべて終了したら最後にダイビング団体へライセンス発行の申請をしなければなりません。

その際に団体へ支払う申請料があるのですが、その申請料は基本的にお客様負担になります。

これは、団体の事務手続きとカード発行の手数料と言ったようにショップ側の利益ではなく、そのままダイビング団体へ支払う形になります。

 

ちなみに申請料は申請時にショップが団体に払っているわけではなく、申請に必要な申請用紙を購入する形でダイビング団体へ支払いをしています。

なので形的には前もってショップ側がお客さんの代わりに建て替えて払っていることになります。

 

ダイビングライセンス講習を申し込むときの費用の注意点

ライセンス取得にかかる費用をそれぞれ説明してましたが、これらの金額が全て含まれた料金=HPなどで提示されている金額ではない可能性があるので注意が必要です。

例えばオープンウォーターダイバー講習費用として大きく金額が書かれていても、よく見ると申請料金が別に必要なケースがあります。

ほとんどの場合、わかりやすくメインの金額の近くに書かれていますが、中にはわかりにくい場所に別途費用の記載もある場合があるので注意が必要です。

 

さらに申請料だけではなく、レンタル器材費や教材費も含まれていない金額が大きく記載されてい場合もあります。

すべてがそうというわけじゃありませんが、あまりにも金額が安い場合は、もしかすると別途費用が結構な金額必要になってくることもあり得るので、講習を考えているショップのHPをしっかりチェックしてから申し込みをした方がいいです。

 

沖縄でダイビングライセンス(Cカード)を取得するのにかかる別途費用

ここではダイビングショップに支払う費用以外に沖縄でダイビングライセンスを取得する際に必要になる費用をまとめてみました。

交通費(飛行機・レンタカー)

沖縄にダイビングライセンスを取りに来る=旅行になるので交通費が必要になります。

ですが、今はLCCで本州からかなり安い金額で沖縄に来れるようになったのでとても助かりますよね。

 

そして沖縄での移動に必要になってくるのがレンタカー。

沖縄県内はバスでどこでも行くことができますが、かなり時間がかかるため車の免許を持っているのであればレンタカーを借りたほうがかなり楽です。

ダイビングショップによっては講習期間中すべての送迎を行ってくれるところもあるので、車の免許がない人や完全にライセンス講習だけで他の沖縄観光は一切しない!という方はショップに問い合わせてみると良いと思います。

宿泊費

ダイビングライセンス講習はだいたい3日間(早いところだと2日間)かかるので旅行中の宿泊費も、もちろん必要になります。

宿泊先はできれば講習を受けるショップの近くにするのがいいでしょう。

宿泊先が近ければ普段は送迎をやっていないショップでも「近いからいいですよ」とやってくれることもあります。

さらにもし、アフターダイブでご飯を食べに行くことになった場合も宿泊先が近いほうが身支度を整えることができるのでオススメです。

沖縄県内のダイビングショップの中には宿泊施設も運営しているところもあるので、そういったショップだと費用をかなり抑えることができるはずです。

食費

講習期間中の昼食代もライセンス講習費には含まれていないので自分で払わなくちゃいけません。

 

ライセンス(Cカード)取得にかかる沖縄のダイビングショップの相場は?

実際、一番気になるところが相場はいくらぐらいなのか?というところですよね。

調べてみても本州のダイビングショップの講習費用相場は結構出てきます。ちなみに本州のライセンス費用の相場は6~8万円くらいみたいです。

じゃあ沖縄のライセンス費用の相場はいくらくらいでしょうか?

 

正確な数字ではありませんが、僕が沖縄でダイビングインストラクターを約10年やって、その中で様々なショップの料金を見てきた結果、沖縄のダイビングライセンス費用の相場は大体35,000~50,000円になると思います。

この相場は講習費・教材費・器材レンタル代・申請料がすべて含まれた料金になります。

もちろん相場なのでこれよりも安くライセンス講習を行っているショップもありますよ。

安いところだと1万円を切る価格でライセンス講習を売っているショップもありますが、別途で事務手数料として1万円ちょっとかかるので実質2万円くらい。それでも安いですね。

逆に5~6万円くらいの価格帯で料金設定しているショップもあります。

 

どうしてこんなに違う?各ショップのライセンス費用

ダイビングショップによってライセンス費用が大きく異なるのは、ショップごとに値段を設定しているからです。

ライセンス費用はダイビング団体が値段を決めているわけではありません。

車の教習所も同じですよね。

教習所によって値段が違ったり、合宿だと料金が安かったり、ダイビングライセンス費用も同じように違うわけです。

 

ライセンス(Cカード)を取得したらダイビング器材は買わなくちゃいけないの?

ネットで本州のライセンス講習について調べてみると費用が安いライセンス講習は、セットで器材を購入しないといけないみたいなことが書いてありますよね。

沖縄はどうかというと、ライセンス講習とセットで器材を買わなくちゃいけないというのはあまり聞いたことがありません。

なんとなくですが、本州のダイビングショップに比べて沖縄のショップは器材販売にそこまで力を入れていないような気がします。

それにライセンスを取ったからと言って自分の器材がすぐに必要か?と言われたら別にそんなことはありません。

ファンダイビングに参加する際はショップの器材をレンタルすればいいですからね。

自分の器材を購入するかどうかは、以下のあたりを考えて判断するのがいいと思います。

器材購入の判断基準

・どのくらいの頻度でダイビングをするか?
・いろんな場所(海外も含めて)ダイビングするか?
・長く続けていけそうか?

 

結局なにを基準にショップを選べばいいの?

ここまでダイビングライセンスの費用に関することをいろいろと解説してきましたが、一番知りたいところは「どうやってショップを選べばいいの!?」ということだと思います。

僕が思うショップを選ぶ方法として、一番手っ取り早くかつ、失敗しない方法は、、、

気になったらとりあえず連絡してみる

これが良いと思います。

ライセンス講習に関してわからないことを聞くのはもちろんですが、ちゃんと質問に答えてくるのか?親身になって話しを聞いてくるのか?話し方や言い方が自分に合うのか?などを知ることもできますからね。

連絡を取ったからいって予約しないといけないわけではないので、まずは気軽な気持ちで電話やメールやLINEで問い合わせしてみるのが良いと思います。

 

実際、これまでに多くのお客様にご来店いただきましたが、「なにを基準に選んでくれたんですか?」と質問すると、「問い合わせたときの対応がとても良かったので決めました!」と言っていただくことが多いんです。

やっぱりHPやSNSやポータルサイトなどを見ても実際にコンタクトを取ってみないとわからないことがたくさんありますからね。

 

当店もお問い合わせだけでも大歓迎です。そして「違うな…」と思ったら無理にご予約いただく必要もありません。

もし気になることがあればぜひご連絡お待ちしてまーす!

1記事で丸わかり!ダイビングライセンスの講習内容を徹底解説

ダイビングのライセンスの取得を考えてるけど、実際に講習はどんなことをやるのか気になりますよね。

今回は、具体的にライセンス講習ではどんなことをやるのか解説していきたいと思います。

ライセンスの種類は多数ありますが、ここではオープンウォータダイバーの講習内容を解説していくので最後まで読み進めてみください。

今回の記事で漠然としていたライセンス講習のイメージを具体的に感じてもらえれると嬉しいです。

予めどんなことを行うのかわかっていると講習中も少し余裕が持てて、習得もしやすくなりますよ!

ダイビング団体による講習の違いは?

ダイビング団体のロゴ
ダイビングライセンスを発行しているダイビング団体は多数ありますが、基本的に講習内容は同じようなものになっています。

というのも、ライセンス講習では、ダイビングに必要な技術や安全のための知識など必要になることは決まっているため、それを取得するためのライセンス講習の内容はおのずと同じになるわけですね。

代表的なダイビング団体

  • PADI
  • SSI
  • CMAS

など

ダイビングライセンスの種類

ダイビングライセンスと一口に言ってもいろんな種類のライセンスが存在します。

  • スクーバダイバー
  • オープンウォーターダイバー
  • アドバンスドオープンウォーターダイバー
  • レスキューダイバー
  • ダイブマスター

このようにダイビングライセンスにはいくつか種類があり、もちろん、それぞれ習得することが違うので講習内容も違います。

今回はオープンウォーターダイバーのライセンス講習について詳しく解説していきますね。

 

講習内容を大きく分けるとこの3つ

それぞれの講習
ダイビングライセンス講習の内容は以下の3つの内容にわかれています。

  • 学科講習
  • 限定水域講習
  • 海洋実習

基本的には、学科講習をすべて終わらせてから水域での実習を行います。

しかし、開催するダイビングショップのやり方や旅行スケジュールによっては、午前中にその日の海洋実習に必要な部分の学科をやって午後に海洋実習をやる。
という風に一気に学科を進めずに講習を開催する場合もあります。

一気に学科をやると覚えることが多すぎて、なかなか頭に入らないということもありますが、少しずつ勉強しながら、実際に水中で体で体感するとより理解も深まりますし、覚えやすくなるというメリットもありますよ。

限定水域とは・・・

プールや波のない海の浅瀬などの「足がつき穏やかな水深のこと。

それでは、実際に学科講習・限定水域講習・海洋実習でどんな内容の講習が行われるのかお話していきますね。

 

学科講習

学科講習
学科講習は各団体のマニュアルを通して学んでいきます。

マニュアルの内容は5章にわかれて色々なことが学べる内容となっています。

学科講習で学ぶこと
  • 水中世界について
  • ダイビング器材について
  • バディシステムについて
  • トラブルの管理
  • 潜水計画
  • 健康管理
  • 減圧症について
  • ダイブテーブル

などなど

勉強というと退屈そうなイメージを持つ方もいると思いますが、今まで知らなかったことを知る楽しさがあるので、案外受講する方も「へぇ〜そうなんだ!」と楽しんでもらえる方が多いです。

 

例えば、、、

水の中では陸上よりも約1.3倍(33%)モノが大きく見えるので、ダイビング中に見たちょっと大きい魚は実際はそこまで大きくないってことになります。

 

陸上よりも三回りもモノが大きく見えるなんて面白いですよね。

学科講習ではこういった面白い、新たな知識を勉強していくわけです。

 

そして最後には50問のテストを行いますファイナルエグザムというやつですね。

テストの合格点に届かなかったらどうしよう…と不安に思う方が多いですが、合格点に届かなくても間違えたところをインストラクターがちゃんと説明して、再テストを受けることができるので安心してください。

 

事前学習で予習しておこう

ほとんどのダイビングショップではライセンス講習の予約をすると事前に教材を送って、事前学習をお客さんにしておいてもらいます。

もちろんすべてを理解する必要はありません。

簡単に予習をすることで実際の学科講習を円滑に進めることができるので、時間がある時に少しずつマニュアルをみて事前学習しましょう。

 

学科講習を自宅で終わらせるeラーニング

実は各団体で自宅で前もって、学科講習をすべて終わらせることができるeラーニングというシステムがあります。

例えばPADIであれば、eラーニング専用のウェブページにログインして、学習を進めることができます。

パソコン、スマートフォン、タブレットからアクセスできるので、通勤途中の電車やカフェなど、どこでも勉強することができるのでとても便利です。

ちなみに最終テストもeラーニングで受けることができるので、現地ではほぼ学科講習が必要なくなります。
(ショプによっては簡単に学習の確認があるところもあります)

少しずつ自分のペースで勉強して、理解を深めたいという方はeラーニングがおすすめです。

 

限定水域講習

限定水域
限定水域では足つく浅い水深で行われます。

本州のダイビングショップでは、プールで限定水域を行うのが主流です。

沖縄でもプールで限定水域を行っているショップもありますが、実際の海で講習を行うところがほとんど。

限定水域で行う講習は下記の「水域で行うスキル」のところで紹介しているものをやっていきます。

レギュレーターを口から外したり、マスクを外したりするので、最初にうちはダイビングに慣れていないため安全を考慮してすぐに顔を水中から出せるような浅い水深なので安心してください。

ちなみにスキルを練習する時は、なにかあってもすぐにインストラクターが手助けできるようにスタンバイしているので大丈夫です。

 

足がつく浅い水深だからと言っても水中は水中。

水の中で呼吸をしたり、バランスを取ったり、耳抜きをしたり、始めのうちは焦ってしまうかもしれませんが、慣れてくると、どんどんダイビングが楽しくなっていきますよ!

 

海洋実習

海洋実習
さぁ限定水域での講習が終わったらいよいよ本格的に水深を深くしていきながら潜っていきます。

オープンウォーターダイバーの場合は最大水深が18mとなっていますが、そこまで深い水深で講習自体は行いません。

大体水深10m前後くらいで行う感じですかね。

ただ水深18mまで潜っていってその水中世界を感じてもらうということはします。

水深18mで水面を見上げると水面が遠くに見えて、「海に潜ってる!!」という感覚をすごい感じますよ。

 

海洋実習では限定水域で練習したスキルをもう一度、深い水深で練習したり、ホバリングという中性浮力の練習をしたりします。

中性浮力はダイビングにおいてかなり重要なスキルになってくるので、これをみっちり練習しながらフィンキックの練習もします。

講習最後のダイビングはかなり余裕も出てきて水中を楽しむこともできるようになりますよ。

 

水域で行うスキル

ライセンス講習中に行うスキルはどれも安全にダイビングを楽しむために必要なスキルです。

それぞれなんのために必要なスキルなのかをまとめてみました。

器材セッティング

器材を正しくセッティングしないとBCDに給気が出来なかったり、タンクが外れたりすることもあるので、セッティングの方法はしっかり覚えておきましょう。

プレダイブセーフティチェック

ダイビング器材に万が一不備があった場合あり、そのままダイビングを行ってしまうと水中で思わぬアクシデントに遭う可能性が高くなります。

プレ大分セーフティチェックでは陸上でバディと協力してお互いのダイビング器材に不備がないか?故障などしていないか?を確認するために行います。

BCD操作

浮力の調整をするのにBCDは欠かせません。水中で慌てずに操作できるように練習します。

水中での呼吸

ダイビング中はゆっくりとした呼吸を心がけて深呼吸をするイメージ。どうしてもタンクの中の空気が限られているので、ゆっくり呼吸すればそれだけタンクの空気の節約にもなります。

レギュレーター・クリア

口の中に入ってきた水を飲み込んでしまわないように、慌てずに水を出す(クリアする)方法を練習します。

レギュレーター・リカバリー

ダイビング中に岩や誰かの手などにホースが引っかかって勢いよくレギュレーターが口から外れてどこにいってしまったかわからなくなったら焦りますよね。

レギュレーターリカバリーはそんな時に確実にレギュレーターを手元に持ってくるやり方を学びます。

マスククリア

マスクの中に水が入ってきて、目に水が入ったら痛いですし、それがキッカケで別のトラブルが発生するかもしれません。

そうならないようにマスククリアではマスク内の水を綺麗に抜く方法を練習します。

潜降・浮上

ダイビングは泳いで水中を移動している時よりも、潜降・浮上をしている時の方がトラブルに繋がるリスクが大きいんです。

潜降のスピードが早すぎると耳抜きが追いつきませんし、浮上スピードが早すぎると肺の過膨張障害の危険性が増してしまいます。

なので、ライセンス講習全体を通して、安全な潜降・浮上のスキルを身に着けていきます。

マスク脱着

レギュレーターと同じようにマスクもダイビング中不意に外れてしまう可能性もあります。

マスクが外れるとほとんど目が見えなくなりますし、鼻から水を吸ってしまうかもしれません。

万が一マスクが外れても慌てずに口で呼吸し続けて、マスクを付け直す練習をしていきます。

もちろん外している間は鼻から息を吸わないように気をつけましょう。

足のつり

泳いでいる時に急に足がつっても慌てないように対処する方法を学びます。

疲労ダイバー曳行

これは一緒に潜っているバディなどが水面で泳げないほど疲れている時に岸やボートまで安全に引っ張って(押して)連れて行く方法です。

エア切れとバックアップ空気源の使い方

ダイビング中に万が一エアが切れてしまった場合でもバディのエアを分けてもらえるように2人1組で潜るシステムが基本となっています。

いざという時にどういう手順でエアをもらうのか知っておくことで万が一の事態も対応できるようにしておきます。

フローレギュレーターからの呼吸

実はレギュレーターというのは故障した場合でもエアが止まってしまうことはありません。(エア切れは別ですが)

たとえ故障したとしてもエアは止まらずに出続けるような仕組みになっています。

ですが、かなり勢いよく空気が出続ける(フリーフロー)状態になってしまうので、普通に咥えて呼吸しようとしても入ってくる空気の勢いがすごすぎて、息を吐くことができないのでものすごく苦しいです。

そんなときでも安定した呼吸をするために擬似的なフリーフロー状態をつくって練習します。

コントロールされた水中スイミングアセント

このスキルは万が一ダイビング中にエア切れになり、近くにバディ(予備の空気元)がない場合に安全に浮上するためのものです。

息を止めたり、急浮上をしたりすると高くなる減圧障害のリスクを下げるためにも覚えておくべきスキルとなっています。

マスクなし水中移動

マスク脱着でマスクのつけ外しをやりますが、マスクがなくても水中を移動できるように練習します。

例えば、水中でマスクが壊れて使用できなくなった場合、バディに誘導してもらいながら安全に浮上するために水中を移動しなくてはいけないということが起こるので、そうなっても対応できるように練習しておきます。

フィンピボット

ダイビング中に呼吸で浮き沈みする感覚を掴むためにフィンピボットで練習します。

水底にうつ伏せになり、フィンの先端を軸に呼吸で体を浮き沈みさせます。

この感覚がわかってくるとダイビングの面白さも格段に上がりますよ。

ホバリング

フィンピボットで練習した呼吸のコントロールをさらに突き詰めていくと、フワフワと体が浮いているようなホバリングをすることができます。

BCDの脱着 (水面・水中)

ダイビング中にBCDに何かしらのものが絡まったときに、自分で外せるようにしておくために練習します。

BCDを脱ぐと言ってもレギュレーターは咥えたままなので呼吸は変わらずにすることができるので慌てず行えば問題ありません。

水中ウエイト脱着

水中でウエイトを付け外しするスキルです。

基本的にダイビング中にあまり使うことはないと思いますが、例えば、オクトパスのホースの上からウエイトを巻いて潜ってしまったことに水中で気づいたときなどに使える尽きるです。

ダイビング講習のよくあるQ&A

最後によくいただくダイビング講習に関する質問をまとめておきます。

Q,ライセンスは何日で取得できますか?

A,オープンウォーターダイバーのライセンスは3日間で取得が可能です。

旅行の日程としては3泊4日になります。初日に学科講習を終わらせて2,3日目で限定水域講習と海洋実習を行います。

減圧症の関係でダイビング後の飛行機の登場はできないため、1日空ける必要があります。

Q,体験ダイビングもしたことない全くの未経験でも参加できますか?

A,ダイビングが全く初めての方でもライセンス講習にご参加可能です。

実際、ライセンス講習を受講いただく半分くらいの方が全くの初めてでご参加されています。

ただし、心配な方は1度、体験ダイビングでダイビングがどのようなものか体験しておくのがおすすめ!

Q.講習費がショップによって違うのはなぜですか?

A,これに関しては、ダイビング団体が「講習はいくらでやりなさい!」という取り決めがないため、各ショップの判断で値段設定をしているからです。

すごく安くライセンス講習を開催しているショップもありますが、安いということは何かしらの理由があるはずなので、あまりにも平均価格よりも安い場合は気をつけた方が良いかもしれません。

大体ライセンス講習の平均価格は38,000〜45,000円くらいになると思います。

Q,オープンウォーターダイバーを取得するとなにができるようになるんですか?

A,オープンウォーターダイバーを取得すると、水深18mまで潜れるようになったり、インストラクターがいなくてもバディがいればダイビングができたり、色々なことができるようになります。

詳しくはこちらの記事で解説してるのでよければ見てみてください。

オープンウォーターダイバーを取得するとできることを詳しく徹底解説!

まとめ

今回は、オープンウォーターダイバーのライセンスを取得すための講習を詳しく解説しました。

講習内容は大きく分けて3つ!

  • 学科講習
  • 限定水域講習
  • 海洋実習

ダイビングが全くの初めてでも最初は足のつく水深で講習を行っていくので、緊張せずに楽しむ気持ちで参加してみてください。

オープンウォーターダイバーを取得するとできることをプロが詳しく徹底解説!

ダイビングしているダイバー

ダイバーの第一歩と呼ばれるオープンウォーターダイバー。これからダイビングを趣味にしていくぞ!という人はこのオープンウォーターダイバーを取得しようか悩んでいるんじゃないでしょうか?

でも、「オープンウォーターダイバーを取得すると具体的になにができるようになるの?」と、具体的なことがよくわからない人も多いと思います。

なので今回は、オープンウォーターダイバーを取るとできるようになること、取得するとなにが変わるのか?講習ではどんなことをして勉強するの?などオープンウォーターダイバーにまつわる疑問を解決できるように記事を書いてみました。

少しでもオープンウォーターダイバーのライセンスに興味がある方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

 

ライセンス講習を受けると取得できるCカードとは?

オープンウォーターダイバーを含めダイビングライセンス講習を受けて受講を終了するとCカードと呼ばれる認定証を取得することができます。ちなみにCカードの「C」は「Certification」の略で、意味はそのままの「認定」です。なので、Cカードとは認定カードということ。

免許証と認定証の違い

あくまでに認定証なので、ダイビングライセンスがない人だけでダイビングを行っても違法になるということはありません。しかし、後ほど触れますが、Cカードがないと器材やダイビングタンクを借りることができなかったり、購入することもできないので、Cカードなしでのダイビングは現実的ではありません。

タンクが借りられない

そして、Cカードは一度、取得してしまえば一生涯持ち続けることができます。期限切れもないので、更新作業も必要ありません。(プロダイバーは除く)

Cカードは様々なダイビング団体が発行していますが、メジャーな団体のものであれば、日本国内だけでなく、海外でも使うことができるため世界中のダイビングスポットでダイビングをすることができるようになるのです。

海外でも認められてるダイビング団体
    • PADI(パディ)
    • CMAS(クマス)
    • SSI(エスエスアイ)
    • BSAC(ビーエスエーシー)

など

 

Cカードがなくても参加できる体験ダイビングとの違い

体験ダイビングをするダイバー
Cカードを持っているとファンダイビングというライセンス所持者だけが参加できるダイビングツアーに参加できます。逆にCカードがなくてもダイビングに参加できるアクティビティが体験ダイビングです。

ダイビングの知識が全くない完全な初心者でもインストラクターからのレクチャーを受けてダイビングをすることが可能。

ですが、Cカードがないことで、できることや行ける範囲の制限があるので、その部分を比較して解説してきます。

体験ダイビング

そもそも、体験ダイビングはどのようにで行われるかと言うのをざっと説明すると、以下のようになります。

  • 最大水深12m
  • 基本的には自由に泳ぐことはできない
  • 潜っている時間は30分前後
  • インストラクターが器材の操作をする

開催するダイビングショップによっても多少異なってくる部分はありますが、概ねこのような感じですね。

まず、最大水深は12mまでしか潜ることができません。これは、水深が深くなればなるほど危険なリスクも高くなっていくので、体験ダイビングではあまり深くまで潜ることができないのです。

体験ダイビングの水深

最大水深12mとなっていますが、必ずその水深まで潜るということはなく、安全を考慮して5〜8mくらいの水深で体験ダイビングを行っているダイビングショップが多い印象です。

そして体験ダイビングは万が一トラブルがあった時に対処できる知識とスキルがほとんどないので、プロダイバーの手が届く範囲でのダイビングになるため、自ずと自由度も制限されます。

<安全だけど自由度がない図>

また、潜水時間も長く潜っていると心身ともに大きな負担がかかってしまう恐れがあるため、あまり長い時間は潜ることができず、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。

 

ファンダイビング

体験ダイビングとは違い、ファンダイビングでは以下のような感じになります。

  • 最大水深18m〜
  • 水中を自由に泳ぎ回れる
  • 潜水計画に基づいて長時間潜ることができる
  • 自分の器材は自分で操作する

ファンダイビングは体験ダイビングよりも、より深い水深でダイビングをすることができるようになります。

ただし、ライセンスの種類によって潜れる水深が変わってきて、オープンウォーターダイバーだと最大水深18m、それ以上のライセンスでも潜水病の関係で最大水深30mのダイビングが推奨されています。

ファンダイビングの水深

ダイビングに関する知識とスキルを持っていることで水中での心身の負担が少なくなるので、潜っている時間も体験ダイビングより長く潜ることができるようになりますが、タンクの残量や潜水病のリスクを考えてダイビング時間が決まってきます。

Cカードを持っていると参加できるファンダイビングは、目的や楽しみ方もさまざま!

トンネルや洞窟などの地形を楽しむダイビングや、ウミウシなどの小さな生物を探したり、外用の大物が見れるダイビングポイントで潜ったりと自分の好きなダイビングを楽しむことができます。

オープンウォーターダイバーが潜れる「水深」とその理由とは?

 

オープンウォーターダイバーを取得するとできること

ここからは、オープンウォーターダイバーのライセンスを取得することで、なにができるようになるのか詳しく解説していきます。

水深18mまで潜れるようになる

先の体験ダイビングとの比較のところでもお伝えしましたが、オープンウォーターダイバーを取得すると最大水深18mまでのダイビングが可能になります。

18mと言ったら大体5階建てのビルと同じ高さくらい。ちなみにガンダムやマジンガーZの全長も18mらしいです。(笑)

体験ダイビングより深い水深に潜れることで、見れる生物も多くなりますし、遠い水面を見上げると海に潜っているという感覚をより一層強く感じることができます。

バディシステムでダイビングできる

Cカードを持っていないと必ずダイブマスター以上のプロダイバーと一緒にダイビングをしなければいけません。

しかし、オープンウォーターダイバーを取得するとプロダイバーやインストラクターがいなくても、同等かそれ以上のライセンスを持っている人同士でダイビングをすることができるようになります。

これはバディシステムと呼ばれ、2人1組でダイビングすることで、万が一トラブルに遭遇したときでも安全にダイビングができるように考えられているものです。

なので、基本的にはダイビングのライセンスを持っているからと言って1人だけでダイビングをするということはどのダイビング団体も推奨はしていません。

ダイビング器材のレンタルや購入ができる

オープンウォーターダイバーのライセンスを持っていると器材のレンタルや購入ができるようになります。

レンタルなどをする場合は必ずCカードの提示を求められるので、Cカードを持っていないとレンタルさせてもらえません。ダイビングに必ず必要なタンク(シリンダー)をレンタルするときも必ずCカードは必要になってくるので、忘れずに携帯しておきましょう。

アドバンスオープンウォーターダイバーにチャレンジできる

オープンウォーターダイバーの次のレベルのライセンスである、アドバンスオープンウォーターダイバーにチャレンジすることができるようになります。

ダイビングライセンスは段階を踏んで取得しなければいけません。車やバイクの免許の中型→大型と同じですね。

アドバンスオープンウォーターダイバーになると水深18mまでしか潜れなかったのが、遊びのダイビングの最大水深である、30mまで潜れるようになったり、夜にダイビングをするナイトダイビングに参加することもできるようになります。

 

海外のダイビングツアーでも参加可能

メジャーなダイビング団体のCカードがあれば、日本国内だけでなく世界中のどこの海でもダイビングすることができます。

ダイビングツアーに参加するときは必ずCカードの提示を求められます。器材などを忘れても現地でレンタルすることができますが、Cカードを忘れてしまうとそもそもツアーに参加できなくなってしまう・・・なんてことになってしまうので、絶対に忘れないようにしましょう。

世界の海では日本では見ることができない生物が見れたり、風景がたくさんあります。Cカードを取得したらぜひ世界の海でダイビングしてみてください!

 

オープンウォーターダイバーの講習内容

水深18mまで潜れるようになったり、インストラクターがいなくてもバディシステムでダイビングできるようになるための講習内容を簡単に見てみましょう。

オープンウォーターダイバーの講習は大きく分けて、

  • 知識開発
  • 限定水域
  • 海洋実習

の3つで構成されています。

 

知識開発

知識開発はいわゆる学科科目です。ダイビングの基礎知識から海洋状況に関すること、生物とのふれあい方や潜水病などのリスクについてなどを勉強します。

みなさん勉強と聞くと、抵抗を感じる人も多いですが、そこまで難しく考えなくても大丈夫です。複雑な問題はそこまでないですし、今知っている知識を少し掘り下げるくらいなので、ダイビング自体に興味があれば楽しく勉強できるはずです。

知識開発の終わりには最終テストがあり、全50問の問題をクリアしなければなりませんが、これも4択から答えを選ぶ選択方式ですし、さほど難しい問題はありませんので。

テストに受からなければ、そこで講習終了なんてこともありません。

間違えた問題はインストラクターがしっかり教えてくれて、何度でもテストに挑戦することができるので、肩の力を抜いてチャレンジしましょう。

 

限定水域

ダイビングをしない人にとって「限定水域」という言葉は聞き慣れない言葉ですよね。

限定水域とは、ダイビングに慣れていない人が潜りやすいような、波・流れなどがなく比較的浅い水深の安全な場所のことを言います。
つまり、「プール」や「波がなく穏やかな浅瀬」が限定水域です。

限定水域では、水中でのトラブルの対処法と上手に潜るためのテクニックやスキルを学んでいきます。

限定水域で行うスキル
    • レギュレータークリア・リカバリー
    • マスククリア
    • フィンピボット

など

最初のうちはすぐに立って水面から顔を出せる1.5mくらいの水深で行うので、緊張せずリラックスしてスキルを行いましょう。

都市型のダイビングショップでは限定水域を行う場所としてプールが多いですが、沖縄のダイビングショップは基本的に限定水域も海で行います。

 

海洋実習

限定水域である程度スキルをこなし、ダイビングにも慣れてきたらより深い水深に潜り、さらに技術を高めていきます。

ダイビング中は浮きも沈みもしない中性浮力という、浮き沈みのバランスが取れた状態をつくり潜らなくてはいけません。海洋実習では水深を変えながらこの中性浮力の練習をしたり、深い水深でトラブルが起きたときでも慌てずに対応できるようなシュミレーションを行いスキルを習得していきます。

フィンを使って泳ぐ練習をしながら、魚の観察をしたり綺麗な景色を楽しむことも行っていくので、スキルを身に着けながらダイビングを楽しむことも忘れちゃいけません。

 

すべての工程を終えて、申請書類を記入すると晴れてダイバーの仲間入りすることができるのです!

1記事で丸わかり!ダイビングライセンスの講習内容を徹底解説

 

それぞれのライセンスでできること

ダイビングライセンスにはオープンウォーターダイバー以外にもいくつか存在しています。

代表的なライセンスの種類
  • スクーバダイバー
  • アドバンスオープンウォーターダイバー
  • レスキューダイバー

ダイブマスターやインストラクターなどプロダイバーのライセンスを入れるともっと数は多くなりますが、遊びのダイビングで取得するのであればオープンウォーターダイバー以外に上記の3つのライセンスがあります。

 

スクーバダイバー

スクーバダイバーはオープンウォーターダイバーよりも下のライセンスになります。

ただし、スクーバダイバーを持っていても水深12mまでしか潜れず、また、プロダイバーのライセンスを持っているダイバーが監督として一緒に潜らないといけません。

なので、ダイビングできる状況としては体験ダイビングと同じですが、必要最低限のスキルなどを勉強するのがスクーバダイバーです。

どのダイビングショップでもスクーバダイバーとオープンウォーターダイバーでは講習費用の差がそこまでないので、せっかくダイビングライセンスを取得するのであれば、オープンウォーターダイバーがおすすめです。

 

アドバンスオープンウォーターダイバー

アドバンスオープンウォーターダイバーはオープンウォーターダイバーの次に取得できるライセンスです。

アドバンスオープンウォーターダイバーを取得すると、水深30mまでダイビングができるようになったり、夜に潜るナイトダイビングなども行えるようになります。

オープンウォーターダイバーでダイビングの面白さを知って、さらに楽しみの幅を広げたい人はアドバンスオープンウォーターダイバーにぜひチャレンジしてみてください。

 

レスキューダイバー

アドバンスオープンウォーターダイバーの次に取得できるライセンスがレスキューダイバーです。

オープンウォーターダイバーやアドバンスオープンウォーターダイバーでは、ダイビング中になにかしらのトラブルが自分に起きた時、慌てずに対処できる方法を身につけるスキルを習得しますが、レスキューダイバーは自分以外のダイバーにトラブルが起こった場合でも対応できるように勉強をして、スキルを身に着けます。

例えば、水中でパニックを起こしているダイバーに遭遇した時の対処や水面で自力では泳げないダイバーを引っ張って泳いで連れて行くなど、様々なシチュエーションで講習行います。

自分以外のダイバーのトラブルにも対応できるスキルを身に着けてることで、より気持ちに余裕を持ったダイビングができるようになるので自分のダイビングレベルをワンランク上げたい人におすすめです。

 

オープンウォーターダイバーは海での自由が手に入る!

今回は、オープンウォーターダイバーを取得するとできることや、他のダイビングライセンスを取得するとできるよういなることをお伝えしてきました。

僕個人的には、オープンウォーターダイバーを取得するということは、「海での自由を手に入れる!」ということだと思っています。

潜れる水深が深くなったり、プロダイバーがいなくても自分たちだけで潜れるようになるという点も大きいですが、やはりなによりも、水中に漂うように泳げるようになって、自分の体を自由自在に水中で動かせるようになれるというのが一番楽しいですし、ライセンスを取得する意味になってくるんじゃないかなと思います。

体験ダイビングを経験されて思うように水中で泳ぐことができなかった・・・という人はぜひオープンウォーターダイバーの取得にチャレンジしてみてください!

体験ダイビングで面白い!と感じたダイビングが、その何十倍も面白くて楽しい!!と感じるようになりますよ。

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