【2022年最新版】初心者ダイバーにおすすめな沖縄本島のダイビングスポット
沖縄本島には数百ものダイビングスポットがあり、それぞれ違った世界を楽しむことができます。
しかし、逆に数が多すぎて「どこが良いダイビングスポットなのかわからない…」という人もいると思いますし、特に初心者のダイバーは自分のレベルで潜れるのか不安に思うこともあると思います。
そこで今回は、初心者ダイバーにおすすめできる沖縄本島のダイビングスポットと、初心者ダイバーがダイビングスポットを決める際に気をつけておきたい判断基準について解説していきます。
目次
初心者ダイバーが選ぶべきダイビングスポットの5つの基準
まずは、初心者ダイバーにおすすめなダイビングスポットをお伝えする前に、そもそもどういう基準で初心者はダイビングスポットを選んだ方が良いのか、ということをお話していきます。
初心者がダイビングスポットを選ぶ時の基準として、
- エントリー方法
- 水深
- 流れ
- 透明度
- 見どころ
という5つの基準について解説してきますね!
エントリーがしやすいダイビングスポット
ダイビングを行う際の海へのエントリー方法として大きく分けて、ビーチエントリー・ボートエントリーの2つがあります。
どちらもメリット・デメリットがありますし、同じビーチエントリーだからと言っても潜る場所のダイビング環境が整っているかどうかも初心者ダイバーにとっては重要なポイントなので、ここも詳しく解説していきます。
ビーチエントリー
ビーチエントリーは陸上で器材を背負って歩いてい海に入っていくエントリー方法。ボートエントリーとは違って足がつく状態からダイビングがスタートするので、特に経験が少ない初心者ダイバーにはおすすめです。
潜降する際も水底に沿って潜っていけるので、耳抜きに不安がある人や潜降のスキルに自信がない人も安心してダイビングできます。
しかし、器材を背負って歩く必要があるので、体力もそこそこ必要。例えば、青の洞窟で有名な真栄田岬でビーチエントリーする際は約100段ある階段を器材を背負って上り下りしなくてはいけません。
さらに潜るスポットによってはダイビング環境が整っていない場所もあるので、その場合は足場が悪く手すりなどがないゴツゴツした道を器材を背負って歩かなく必要があります。
もちろん、そんな大変なスポットだけではなく、歩いてすぐに海に入れるところもあるので、体力に自身がない人でも問題ありません。
ボートエントリー
ボートエントリーはダイビングスポットまでボートで行き、ボートから海へ入るエントリー方法。
ビーチエントリーとは違い、器材を背負って歩く必要がないので、体力に自信がない人でも問題なく海へエントリーすることができます。
ボートエントリーの場合は、そのダイビングスポットの見どころに近い場所にボートを停めて海に入ることができるので、水中で泳ぎ回らなくても良いという利点もあります。
その反面、ボート上からいきなり海に入ることになるので足がつかない状態からスタートしますし、潜降する際も水底に沿って潜っていくということができないため、ある程度スキルが必要。
しかし、潜るスポットやボートによってはアンカー(ボートが流れていかないように固定するために水底につながっているロープなど)を目印にしたり、ロープを掴みながら潜降していける場合もあるので、初心者でも問題なくダイビングできることもあります。
メリット | デメリット | |
ビーチエントリー | 足が付く場所からスタート | 器材を背負って歩く必要がある |
ボートエントリー | 器材を背負ってすぐにエントリー | 潜降スキルが必要 |
すべてのダイビングスポットがビーチ・ボートエントリーの両方できるわけではありません。ボートエントリーでしか行くことのできないスポットもありますし、少ないですが逆にビーチエントリーでしか行けないダイビングスポットもあります。
どくらいの水深のダイビングスポットか?
初心者ダイバーがダイビングスポットを選ぶ時に気をつけたいのがそのダイビングスポットの深さ(水深)です。
ダイビングスポットによっては水深が30m以上になることもあります。水深が深いとその分ダイバーにかかる心理的ストレスも大きくなりますし、タンクの空気の消費も早くなります。なので初心者ダイバーに適した水深であることが重要!
ですが、浅ければ良いということではありません。浅くても魚が少なかったり、見どころがなかったりするとダイビングをしても楽しむことができませんよね。
つまり、深すぎず適度な水深で、楽しめるダイビングスポットこそが初心者におすすめなダイビングスポットというわけです。
ダイビングスポットの流れ(潮流)はどうか?
海の中には「流れ(潮流)」というものが存在します。流れと聞くと「黒潮」のような決まった大きな流れを想像する人も多いと思いますが、それ以外にも潮の満ち引きや波・地形の影響により「流れ」が発生します。
ダイビングにはあえて流れのある場所で潜る「ドリフトダイビング」というダイビングスタイルがありますが、これは中性浮力がきちんと取れていたり、フリー潜降がしっかりとできるダイバーでないと危険がともなうこともあるので注意が必要です。
スキルに自信がない初心者のうち流れのない・少ないダイビングスポットで潜るのが安全で楽しめるダイビングとなります。
ダイビングスポットの透明度の高さ
沖縄でダイビングがしたい理由として「透き通った綺麗な海で潜りたい!」という人はとても多いですよね。基本的に沖縄のダイビングスポットは内地のダイビングスポットに比べて透明度が高いですが、中には結構濁っているスポットも存在します。
さらに海の透明度は毎日同じではなく波や気候などの影響で透明度が低くなることもあります。
海が濁っていて透明度が悪いとインストラクターとはぐれてしまう可能性もありますし、なによりも気持ちよく潜れないですよね。
なので、平均的に透明度が高いダイビングスポットを選ぶと初心者ダイバーも楽しめるダイビングになります。
沖縄は大雨が降ると山から赤土が流れ込んでくるため一時的に透明度が極端に悪くなることもあります。赤土が流れ込みやすいダイビングスポットは潜れなくなるほど透明度が悪くなることも。
ダイビングスポットの見どころは豊富か?自分に合っているか?
基本的にダイビングスポットというのは海の中になにかしらの「見どころ」があるからダイビングスポットになります。潜っても魚もいなくてサンゴも全然ない…なんていう場所で潜ってもつまらないですからね。ただ、この「見どころ」もダイビングスポットによって様々。
例えば有名な青の洞窟のように洞窟という地形が見どころのダイビングスポットもあれば、小さい生き物がいっぱい観察できるというマニアックなダイビングスポットもあります。
なのでダイビングスポットを選ぶ時にそのスポットの見どころが自分の好みにあっているかどうかも、楽しいダイビングになるか、退屈なダイビングになってしまうか、が決まってきます。
初心者ダイバーにオススメの沖縄本島ダイビングスポット
真栄田岬(青の洞窟)
エントリー方法 | 水深 |
---|---|
ビーチorボート | 約10〜15m前後 |
流れ | 透明度 |
ほとんどなし | 約25〜30m |
沖縄本島の一番有名なダイビングスポットである真栄田岬の「青の洞窟」。奥行き約30mの洞窟の奥から入口を振り返ると外から光が差し込み、幻想的な青い世界を作り出しています。
洞窟内はエアドームになっているため水面に浮上することもできるので、初心者でも安心して潜ることができます。
砂辺No,1
エントリー方法 | 水深 |
---|---|
ビーチ | 約5〜12m前後 |
流れ | 透明度 |
ほとんどなし | 約15m |
北谷町の宮城海岸にある砂辺No1はソフトコーラルが一面に広がる美しいダイビングスポットです。潜りやすいのでファンダイビング以外にも体験ダイビング、ライセンス講習などによく使われるスポットです。
水中ポストも実際にハガキを投函することができるので、沖縄のダイビングの思い出にハガキを出せるのも見どころのひとつ。
ナカユクイ
エントリー方法 | 水深 |
---|---|
ボート | 約10〜18m前後 |
流れ | 透明度 |
ごくたまにあり | 約20〜30m |
沖縄の方言で「一休み」という意味のダイビングスポット「なかゆくい」。白い砂地が広がっている癒やしの世界は一休みどころかずっと癒やされていたくなります。珍しいトウアカクマノミや砂地を歩くウミテングなど面白い生物も観察することができる人気のスポットです。
コーラルガーデン(慶良間諸島)
エントリー方法 | 水深 |
---|---|
ボート | 約10〜15m前後 |
流れ | 透明度 |
たまにあり | 約30m |
慶良間諸島の儀志布島にあるコーラルガーデンはダイバーに人気のウミガメスポット。水中を優雅におよぐウミガメはダイバーに慣れているため一緒に横について泳ぐこともできます。ただしウミガメは写真に撮ったり、観察するだけで触らないように注意しましょう。